皆んさんこんにちは。どうもです。ぱぱさくです。春になりましたね。桜もあっという間に散ってしまい、これから初夏に向けて季節が変わっていきますね。さ~て、これからは芝生の季節です!
みなさんのお庭の芝生も少しづつ青みが増して来ているのではないでしょうか。
これからの季節、芝生を青々とした綺麗な状態で維持するにはメンテナンスは欠かせませんよね。以前の記事では芝生用の肥料を使い、色あせた芝生を生き生きとした芝生に蘇らせる方法を解説致しました。詳細は下記にて。
しか~し、秋口の芝生用の肥料の散布、これが仇となり、これまでに経験したことがないほどの大量の雑草が冬のあいだに発生してしまいました。こりゃ大変。
肥料散布は冬のあいだの雑草発生を助長します!!
今回は芝生に大量発生してしまった雑草の対処法及び除草維持について解説します!
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雑草が増殖する原因
恐らく、今回のケースでは芝生が退化する秋に肥料を散布したことにあると考えます。芝生が退化する秋からは雑草優位の環境になるため通年で生育する雑草が芝生用肥料を思う存分に吸収し、成長したものと思われます。
芝生自体には周りの雑草の生育を抑制する「アレロパシー」効果があり、他の植物の成長を抑える物質を放出したりする効果があると言われています。
上記のように秋~冬にかけては芝生が枯れてしまうため、このアレロパシー効果がなくなり、雑草が生えやすく、更に散布した肥料により、雑草の生育が助長されたものと考えます。
秋の芝生の肥料の散布には注意が必要ですよ。
雑草の種類
私の庭の芝生には下記の全ての雑草が増殖しました。
スギナ
トクサの仲間で地下茎からの再生力が強くすくに折れてしまうため根っこまでは簡単に取れないとっても厄介な雑草です。
オオバコ
多年生の雑草で全国に広く分布します。太くて短い根茎を持ち地面に張り付くような葉を出すことから刈り込みに強いが、趣旨の根茎により繁殖するため刈り込みである程度抑制可能である。
ドクダミ
ドクダミ科の多年草で潰すと強い匂いがするため私は苦手な雑草です。ちぎれた地下茎からも再生するため、根っこから除去しないと根絶しません。
クローバー
ヨーロッパ原産のマメ科の雑草で繁殖力が強異のが特徴で、対策は困難ですが、除草剤が比較的有効です。シロツメクサは茎で増殖するため刈り込みに強く地下のひげ根で増殖してしまいます。クローバーの中でもアカツメクサは種で増殖するため刈込が有効です。
カタバミ
クローバーに似ているが黄色い花をつけて地下茎と種で増殖しますクローバーに似ているが黄色い花をつけて地下茎と種で増殖します。
手で手で除草しても茎が手で除草しても茎がちぎれてしまいとても厄介です。
ヒメクグ
ハゲマス、ヒメクグ等の多年生カヤツリグサ科は放置すると急速に広がってしまう難防除草。ヒメクグは高さ10cmほどの群落を作り茎の先に穂が集まったくす玉上の穂をつけます。
ヒメシバ
イネ科の雑草で一年生。緑が鮮やかで柔らかい葉をつけます。
オシヒバ
これもイネ科の雑草で一年生。草丈は15cm程度で麦のような穂が出て抜きづらく、踏みつけにも強いです。
チドリグサ
常緑の多年草。このチドリグサがある場所は日当たりが悪く、水はけが悪い。茎から根と葉を出して広がっていくので対策が困難ですし、茎が細いので引っこ抜くとちぎれます。厄介。。。
コニシキソウ
北アメリカ原産の帰化植物。葉の中央に褐色の斑点が入るのが特徴で芝生に覆いかぶさるように成長し、根っこが頑丈である。根っこから根絶しないと退化しません。
除草対策
除草剤による除草
除草剤の注意点
除草剤は薬剤を散布することで植物に染み込み、植物の光合成を阻害したり成長ホルモンを止めたりして植物を枯らします。土壌全体の植物を枯らすものと特定の植物を狙って枯らすものがあり、芝生の場合は必ず芝生専用の除草剤を使用しましょう。
除草剤の種類によっては一度散布すると二度と植物が生えなくなるので散布前に用途をしっかり確認するようにしましょう。
除草剤の選定
除草剤を使用する際は枯らす雑草の種類を見分けます。芝生と同じイネ科だと効かない場合があります。イネ科の見分け方は、芝が同じように葉脈が平行になっていたらイネ科の可能性が高いです。
除草剤には顆粒状と液体のものがあります。一般的に液体のほうが効き目が早いですが、雨により効果が減弱しますので、出来れば1週間程度雨が降らない時期を狙いましょう。
顆粒タイプは効き目が遅いですが水に溶けてゆっくりと効いていきます。種類にもよりますがまた効果の持続も3~6ヶ月のものが多いため、一度散布すれば効果が長く維持できます。
顆粒タイプは肥料を含有しているものもありますので、目的に応じて選んでくださいね。
私は肥料の効果化を最大限に発揮したいため肥料と除草剤は別々に散布します。
液体除草剤
先ずは、手軽な芝生用の液体除草剤を試してみましたが、ほとんど効果はありませんでした。液体除草剤は雨で効果が薄れてしまいますので晴天が続く時を狙って散布してみましたが、効果薄。
液体除草剤も雑草の種類によって適したものがありますので、いくつか試しても良かったのですが、あまりの効果のなさに他の除草剤は試す気になりませんでした。
もし皆さんが液体除草剤を使用する際は雑草の種類に応じて選択してくださいね。下記に雑草種類別に推奨されています液体除草剤を記載しますので参照くださいませ。
ザイトロンアミン液剤 | シバケンDF | MCPP液剤 | アラージン液剤 | |
スギナ | ○ | ○ | ○ | |
ハマスゲ | ○ | |||
カラスエンドウ | ○ | ○ | ||
ナズナ | ○ | ○ | ||
カタバミ | ○ | ○ | ○ | |
コニシキソウ | ○ | ○ | ○ | |
メヒシバ | ○ | ○ | ||
オヒヒバ | ○ | ○ | ||
チドリグサ | ○ | ○ | ○ |
ザイトロンアミン液剤
トリクロピル液剤でコウライシバ、ノシバに薬害を与えず、広葉雑草を駆除できる除草剤です。ゴルフ場でも使用されています。
MCPP液剤
芝生緑地用管理除草剤でクローバーなどの広葉雑草やスギナに対して優れた除草効果を発揮します。イネ科植物にはほとんど作用を示しません。
浸透移行性があり、処理適時幅が広く使いやすい除草剤です。
シバケンDF
フラザスルフロン水和剤でイネ科、カヤツリグザ科、広葉の1年生から多年生雑草まで幅広い雑草スペクトラムを示します。
茎葉処理効果と土壌処理効果を併せ持ち長い持続性を有します。アラージン液剤や、ザイトロンアミン液剤等ほかの除草剤との組み合わせで効果が安定ます。
アージラン液剤
イネ科雑草であるメヒシバやスズメノカタビラに有効。広葉雑草には特にキク科に有効です。散布後は芝地表面に溜まらず、植物体内または土壌中で速やかに分解されるため、土壌や水系を汚染する心配がないです。
参考価格:2000円
顆粒タイプ除草剤
顆粒タイプの除草剤にも種類は沢山ありますが、私がオススメなのは住友化学園芸の「シバニードアップ」です。こちらは計量カップが付属しており、このカップ一杯で約60gになり2m2の芝生に散布でき、使いやすく、小粒の顆粒で効果の発現も比較的早い設計になっています。
参考価格:1400円
オススメ草取りアイテム
除草剤が効かなければ、古典的な手法、草取りを行うしかありません。ただ、手で草を引き抜くと茎がちぎれてしまったり、コニシキソウやカタバミのように地面に這いつくばって生息する雑草は手で抜くにはほぼ不可能です。。
そんなときは草取り用のコテを使いましょう!
草取り用のコテにもいろいろ種類がありますが私が勧めなのは、モンブラン社の「クサトリヅメ」です。下記に写真を載せておりますが通常は右のようなコテが多いかと思いますが、モンブラン社のツメは先端がフォークのようになっており、地面に這いつくばる草でも根こそぎ一気に抜くことができます。
イネ科のようなひげ根の雑草にも有効です。
参考価格:500円
先端が鋭いフォーク状になっており、纏まった雑草でも一気にゴッソリ引き抜けます。茎がちぎれることもないので雑草の再発防止にも有効です!
芝生用肥料散布の注意点
冬の間に増殖してしまった雑草は、除草剤による除草効果は弱かったため、ひたすらクサトリヅメで除草しました。
芝生の生育には芝生用肥料が有効ですが秋に散布すると、芝生が枯れる冬の間は芝生のに多年生の雑草が「アレロパシー効果」が減弱することもあり、肥料の影響が雑草に吸収されてしまい一気に雑草が増殖してしまいました。
このため、秋に肥料散布する際は、雑草の発生を抑制するため、顆粒タイプの除草剤を同時に散布することをおすすめしますね。
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