【500円で解決!!】原付のセルがかからない対処法!~キックがかかる場合は??~

原付のセルがかからない対処法~キックではかかる場合~ DIY活動
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今回は原付のトラブルの一つでもあります、原付のセルがかからないが、キックではかかる場合の対処法を解説いたします。セルがかからない場合の接点復活スプレーを使った、非常に簡単な対処方法になります。

原付のセルがかからない原因は?
自分で直せるか?
費用はどれくらいかかるか?

原付のセルがかからないが、キックではかかる場合はありませんか。キックでかかるがセルがかからないにはいくつかの原因がありますが、私が経験する限り、大きな原因はバッテリー異常若しくはスタータースイッチの接触異常の2つであり、簡単にしかも安価に自分で対処することができます。

適切に自分で対処することができれば、時間と費用を安く済ませることができますので、原付のセルはかかるが、キックではかかる場合は、当コンテンツを参照いただき、先ずはご自身で対処することをお勧めいたします。

本サイトでご紹介する2つの方法以外の原因の場合は、バイク屋さんで見ていただきましょう。

また、バイク屋さんで修理した場合の修理費用の相場や、上記以外にもエンジンがかからない場合の簡単なチェックポイントも紹介しますので、先ずは本コンテンツでチェックポイントを確認いただけますと幸いです。

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原付のセルとは

原付のセルの正式名称は「セルフスターター」であり、「セル」とは「セルフスターター」の略語です。バッテリーの電気でセルモーターを回転させ、その動力でエンジンを始動させるシステムになります。

ほとんどの原付には搭載されているシステムで、セルスタータースイッチを押すだけでエンジンを始動できますので、キック式に比べ簡単にエンジン始動できる点で大きなメリットがあります。

原付のセルスタータースイッチ
原付のセルスタータースイッチ
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原付のエンジンがかからない場合のチェックポイント、簡単な対処法

チェックポイント対処法
ガソリンはなくなっていないかガソリンを入れる
コックはオンになっているかコックをオンにする
キルスイッチはオンになっているかキルスイッチをオンにする
サイドスタンドが出しっぱなしになっていないかサイドスタンドを上げる
ガソリンが劣化していないかガソリンを新しくする
バッテリーが上がっていないかバッテリーを交換する

エンジンがかからないといって壊れたとは限りません。些細なことでエンジンがかかっていない可能性もありますので、一度すぐにできる簡単な確認をしてから、バイク屋さんに出すか検討するようにしましょう。

ガソリンはなくなっていないか

意外とあるのがガス欠です。タンク内に僅かにガソリンが残っていてもエンジンがかからないことがあるので、残量が少ない場合も要注意です。

ガス欠のはずがないと思っても、一度はガソリンの残量を確認し、少ない場合でも給油しましょう。

コックはオンになっているか?

ガソリンコックが「ON」または「RES」になっていないと、そもそもガソリンがキャブレターに流れません。

またバイクが古い場合は、ガソリンタンク内にサビが生じてコックが詰まることもあります。ガソリンを新品にしても改善が見られない場合は、コックやタンクの交換も検討しましょう。

キルスイッチはオンになっているか?

まずはキルスイッチが「ON」になっているか確認します。一般的にはハンドルの右側にセルモーターが取り付けられており、その近くにある赤いボタンのスイッチが「キルスイッチ」です。

原付の車種よってはついていないものも多いですが、あった場合は確認してみましょう。キルスイッチをオフにした記憶がなくても、不意に手が当たってしまい、オフになっている可能性もありますので、念のため。。。

普段「OFF」にする機会がありませんが、意外と見落としがちなポイントですよ。

サイドスタンドが出しっぱなしになっている

最近の原付の多くには、サイドスタンドの出しっぱなしを防止するための安全スイッチが装備されています。サイドスタンドが上がっていないエンジンがかからないのです。

また上がっているように見えても、サイドスタンドが中途半端に止まっていることもあるので、エンジンが急にかからなくなった際は、サイドスタンドがしかっりと上がっているかを目視で確認しましょう。

ガソリンが劣化している

ガソリンは長期間放置すると劣化し、粘度が高くなります。ガソリンが劣化すると、残留物がコックやキャブレター等のホース内部に詰まり、ガソリンを供給できなくなります。

原付にガソリンを入れっぱなしにして長期間放置した場合は、ガソリンの劣化も疑いましょう。もしガソリンが古くなった場合は、古いガソリンは抜き取って新しいガソリンに交換します。

交換後は、タンク内の腐食予防のために、洗浄系の燃料添加剤を使用することをお勧めします。

バッテリーが上がっている

バッテリーが上がっているとセルのスイッチを押しても、カチカチと音が鳴るだけでセルが回らなない場合はバッテリー異常が疑われます。バッテリー異常ではブースターケーブルをつないでジャンプスタートで解消しますので試してしてみましょう。

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エンジンがかからない原因

エンジンがかからない原因にはセルが回らずにエンジンがかからない場合と、セルが回るのにエンジンがかからない場合、キックでかかる、かからないとでは見るべきポイントが異なりますので、先ずは、セルが回るかどうかキックでかかるかどうかを確認しましょう。

セルはかかるが、エンジンがかからない

バッテリー異常(キュルキュル、カチカチ音がなる場合)

セルモーターは反応して「キュルキュル」「カチカチ」といった音が聞こえてもエンジンがかからないことがあります。この場合は完全にバッテリーが上がってはおらず、セルモーターを回す電力はあるが、点火プラグをスパークするほどの電力がない状態です。

また、セル自体が回らない場合は、完全にバッテリーが上がっている状態になります。

プラグ異常(プラグかぶり)

プラグに汚れや液体が付着し、スパークしなくなってしまう状態を「プラグかぶり」といいます。プラグかぶりの原因は様々ですが、プラグかぶりが生じていないかプラグを確認してみましょう。プラグかぶりが燃料やオイルの付着が原因であれば、プラグの先端をライターで炙って解消させることができます。

キャブレーター異常

原付に長い間乗らず放置した場合、キャブレター内部でガソリンが目詰まりし、燃料が回らなくなることがあります。

キャブレターが詰まった際は「キャブクリーナー」という洗浄剤を使うことでキャブレターの詰まりを解消することができます。エアクリーナーを取り外して、キャブレターに直接吹き付ける簡単な作業ですので、試してみましょう。

キャブクリーナーの価格は500円程度ですので安価に改善できます。

キックはかかるが、セルはかからない

キックがかかるが、セルがかからない場合は、バッテリ残量は残っていると考えられますので下記の3つの原因が考えられます。

セルスイッチの接触不良

真っ先に疑われるのはセルスイッチの接触不良です。原付の場合、どうしても保管時に風雨に晒されてしまうため、セルボタンの奥にあるスイッチに汚れや錆が生じ、接触不良に繋がります。

私の場合、このパターンでしたが、最初はセルのかかりが少しづつ悪くなり、最終的に全くかからなくなりましたので、セルのかかりが悪くなりはじめたら、先ずはセルスイッチの接触不良が疑われるでしょう。

スターターリレーの故障

スターターリレーはセルスイッチとバッテリー及びセルモーターを繋ぐ部品になります。セルスイッチを押すと電気を流してリレー内の磁石が作動しバッテリーとセルモーターを導通させ、セルモーターを回す役割があります。このため、リレーが故障するとセルスイッチやバッテリーに問題がなくてもセルがかからなくなります。

また、セルスイッチを押したときにスターターリレーから「カチカチ」と音が聞こえることがあり、カチカチ音はスターターリレーの作動音ですが、スターターリレーが故障していても作動音のカチカチ音が鳴ることがあるため、カチカチ音がしてもリレーが正常に作動しているとは限りません。

しかし「カチカチ音」とスターターリレーの作動音がした場合は、セルスイッチからリレーまでは電気が正常に伝わっている根拠になりますので、セルスイッチの故障ではなく、スターターリレーかセルモーターのどちらかまたは双方の故障が考えられますので、カチカチ音は故障箇所のヒントになります。

配線の断線

配線の断線は配線を辿り、目視で確認できます。ただ、配線を辿るには原付本体の分解が必要のため、自分で施工するのは難しく、バイク屋さんに依頼するのが良いでしょう。

キックしてもエンジンがかからない

キックでもセルでもかからない場合は、下記の原因が考えられ、最初の項に挙げた、チェック項目が該当しますので、対処方法も上記の項を参照してみてください。

  • プラグ異常(プラグの火花が飛ばないようになっている)
  • バッテリーの上がり
  • エアクリーナーの汚れで空気が入らないようになっている
  • マフラーの汚れ
  • キャブレターが詰まっている
  • ガソリンの劣化
  • ガス欠

キックはかかるが、セルがかからない場合の対処法

キックはかかるが、セルがかからない場合は上記のセルスイッチの異常が考えられますので、セルスイッチの接触不良を解消する必要があります。セルスイッチの接触不良は「接点復活スプレー」を使うことで解消しますので、是非ご自身でも試してみましょう。

私はこの方法で一発でかかるようになりました。

なお、接点復活スプレーはホームセンターで500円程度で購入できます。

セルスイッチのカバーを外す

セルスイッチの接触点に「接点復活スプレー」をスプレーするために、先ずはセルスイッチカバーを外します。写真はヤマハのVOXのセルスイッチになります。

セルスイッチボックスの分解するネジ
セルスイッチボックスの分解するネジ

これが意外と大変で、私の場合、出荷時から触ったことがなかったため、セルスイッチカバーのねじが大変固く、ドライバーでは外せませんでした。結局、私はネジザウルスを使ってネジを何とか外すことができました。

ネジザウルスによるネジ外し
ネジザウルスによるネジ外し

なお、ネジザウルスはホームセンターなどで1500円程度で購入でき、かなり固いネジやネジ山が潰れたネジでも比較的簡単に外すことができるため1つ持っておくと大変便利です。

スタータースイッチの接点部
スタータースイッチの接点部

接点回復スプレーをスプレーする

セルスイッチカバーを外しても、スイッチの接触点は直接は見えませんでしたが、凡その位置に向かって数回に分けてスプレーしてみました。スプレー直後は、セルの反応はありませんでしたが、数分後には接点復活スプレーが効いてきて、セルがかかるようになりました。

接点復活スプレーの塗布作業
接点復活スプレーの塗布作業

原付、セルがかからない修理費用

バイク屋さんに頼んだ場合の修理費用には部品代と作業工賃がありますが、バイク屋さんでは先ず、セルがかからない原因を調査するためにバイクをチェックするための、チェックするための分解費用を請求される場合も多いです。私の場合はセルスイッチのチェック費用だけで1000円を提示され、更にリレーや配線をチェックされる場合はそれ以上の金額が発生するとのことでしたので修理前のチェック費用がかかることも忘れずに、ご参考まで。

セルスイッチの交換

私の場合、「接点回復スプレー」で修理でき、スプレー自体は400円程度でホームセンターで入手できます。セルスイッチ自体の交換の場合、部品代は3000円程度、工賃は1000~2000円程度となりますので、接点回復スプレーで試してみるのがオススメです。

スターターリレーの交換

スターターリレーの故障の場合はリレーの交換で修理できます。スターターリレーの価格は1000円~3000円になります。

交換作業をバイク屋さんへ依頼した場合の工賃は車種にもよりますが3,000円~8,000円前後です。

セルモーターの交換

接点のコアの磨耗や磁石の欠損などの場合はセルモーター本体の交換が必要となります。セルモーター本体の価格は2500円前後~3000円前後になります。バイク屋さんへ依頼した場合の交換工賃は3,000円前後~15,000円前後です。

プラグの交換

プラグ本体は300~1000円程度で、バイク屋さんに頼んだ場合の工賃も1000円程度です。

エアクリーナーの交換

クリーナー本体は1000~2000円程度で、バイク屋さんに頼んだ場合の工賃は2000円前後になります。

キャブレーター

バイク屋さんに頼んだ場合の清掃工賃は15000円程度ですが、キャブレタークリーナー自体は1000円前後ですので、ご自分で試してみるのもよいです。

バッテリーの交換

バッテリーの交換は非常に簡単ですのでご自分で試してみるのもよいです。本体自体も海外製のものでしたら2500円~と安価ですので費用も少額で済みます。

バッテリーの交換方法は下記コンテンツに詳しく記載しておりますので交換する際はチェックしてみてくださいね。

【初めてでもできる!】原付のバッテリー交換方法

バッテリー本体:2500円~

工賃:1500円~

まとめ

原付のセルがかからないが、キックではかかる場合のセルの修理方法を解説いたしましたがいかがでしたでしょうか。私が経験する限り、今回のケースですとバッテリー異常かスタータースイッチの接触異常の2つであり、簡単にしかも安価に自分で対処することができます。

適切に自分で対処することができれば、時間と費用を安く済ませることができますので、原付のセルはかかるが、キックではかかる場合は、当コンテンツを参照いただき、先ずはご自身で対処することをお勧めいたします。

本サイトでご紹介する2つの方法以外の原因の場合は、バイク屋さんで見ていただきましょう。

少しでも皆様の原付ライフの向上に役立ていただけますと幸いです☆彡

修理しないで売る方が得な場合はある?

はい、正解のこともあります!セルモーターの交換やキャブレターの清掃など高額な修理費用が必要な場合です。

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