みなさんこんにちは。ぱぱさくです。今回も、おままごとキッチンの手作りパーツの製作方法についてご紹介しちゃいます。以前にも記載させていただきましたが、私の方ではネットでおままごとキッチンを販売しており、皆様に提供しております高品質で簡単な製作方法をご紹介させていただきますね。
今回は蛇口です。蛇口はハンドルが回転する構造ですので、設計上の工夫が必要ですし、可動部ですのでそれなりの耐久性も求められます。これらのポイントも交えて紹介します!
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設計図面
下記に設計図面を記載しておりますが、蛇口のハンドルは60mm、胴体部は100mm(30mm角材)、ノズル部分は50mmとしています。ハンドル部分は幅12.7mm深さ12mm程度の切込を入れて、実際の水道のハンドル部分を再現していますが、この切込の加工が難しい場合は無くても良いかと思います。
必要な工具
- ジグソー
- トリマー(R:9.7mmボーズ面ビット、12.7×20mmラウンドノーズビット)
- サンドペーパー
- 電動ドライバー(インパクトドライバー)
ジグソーが無い場合は手動ののこぎりでも構いませんが、ハンドルを切り出す際は、ジグソーが便利です。トリマーはハンドル部分を加工する際に使用します。ハンドルの面取りにはR:9.75mmのボーズビットを使用し、切込を入れる際は12.7×20mmのラウンドノーズビットを使用します。
各パーツの接続には8mmダボを使いますので8mmのダボ錐を用意くださいませ。
必要な材料
- 30mm角材
- 1×4材 or 18mmパイン集成材
- 20mm丸棒
- 8×20mmダボ
- 75mmコースレッド
- 木工用ボンド
30mmの角材は6Fで販売していることが多いのですが、ホームセンターで100mm単位でバラ売りしていることも多いので、バラ売りを探してみると良いです。20mmの丸棒も同じで短いものをバラで探してみてくださいね。
製作方法
パーツの切り出し加工
先ずは必要なパーツを切り出していきます。蛇口のハンドルは1×4材若しくは18mmのパイン集成材から加工します。大きさは60×60mmでジグソーや手ノコで加工します。サイズがかなり小さいので丸鋸では加工はできないです。
胴体部分は30mm角材から加工します。長さは90~100mmくらいがバランスが良いです。手ノコでカットする際はのこぎりガイドを使用すると真っ直ぐにカットできます。
ノズル部分は50mm程度に20mm丸棒をカットします。ハンドルと胴体のワッシャー用に5mm程度の部材もカットしておきます。
のこぎりガイドは100均でもありますので、これでも十分です。
ハンドルの面取り加工
ハンドルの上面の面取りを行います。トリマーを使って加工しますが、ビットはR:9.75mmのボーズ面が良いです。今回のパーツは大きさが小さいためトリマーテーブルを使うと作業しやすいです。私のトリマーテーブルは自作品ですが下記コンテンツにて製作方法を紹介しておりますので気になる方はチェックしてみてくださいね。
加工手順は最初にハンドル部分の縦方向の4隅を面取りしたあとに、上面部分の4面を加工します。
ハンドル部の窪み加工
面取り加工したハンドルでも十分に形ができていますが、窪みをつけると、より本物の蛇口のようになりますので、この加工もオススメします。
加工方法はこちらもトリマーを使用しますが、やはりトリマーテーブルを使うと良いです。使用するビットは12.7×20mmのラウンドノーズビットで、ノーズ部分を12mm程度出して加工します。
ラウンドノーズビットでの加工は資材に大きな抵抗がかかるため、資材をゆっくりビットに押し当てていきましょう。
胴体部の面取り加工
胴体部の上面部分は面取り加工すると見栄えが良くなりますので、このあたりも拘って加工すると良いです。使用するビットはR:6.5mmのボーズビットが良いです。面取りの程度はお好みですが、私はほんの少し面が取れる程度をオススメしますね。
ビットの出幅は控えめにして作業します。
各パーツの下穴加工
これで必要なパーツは出揃いましたので、各パーツを接続する前にビス止めやダボ継ぎのための下穴を加工します。下穴の位置は下記に記載しておりますが、8mmのダボ錐で加工します。
ハンドル部分はコースレッドを通すため、8mmの下穴の上から4mmの穴を加工します。また、ワッシャー代わりの円柱にも同じようにコースレッドを通すための穴を4mmで加工します。
胴体部分の上面にはコースレッドを打ち込むために下穴を2.5mmで加工します。深さは30~40mm程度あれば十分です。
ノズルの組立、取り付け
ノズルを胴体部に接続する際はダボ継ぎで接続しますので、ダボ穴に木工用ボンドを少量差し込んでからダボを差し込みます。ノズル先端に差し込むダボは胴体接続とは関係ありませんが、ノズル部先端の吐水口を再現するため、ダボを設置します。
ダボの設置ができたら、胴体部分のダボ穴にノズルを固定します。
ノズル部分は割れやすいので、ダボを差し込む際は少しずつ差し込みましょう。
ハンドルの組立、取り付け
ハンドルの取り付けはコースレッドで取り付けます。また、ハンドルと胴体部分の間には円柱を挟んで、ワッシャ代わりにします。この円柱を挟むことでハンドルの動きがスムーズになります。
ハンドルの中心部と、円柱パーツには予め4mmφの穴を加工しておりますので、ここの穴にコースレッドを通します。
ハンドルと円中にコースレッドを通しましたら、胴体に予め加工した2.5mmの穴にコースレッドを固定します。
コースレッドを固定したら、最後にコースレッドの締めつけの強さを調整しましょう。
ネジ穴の目隠し
最後にネジ穴に8mmの円柱を差し込んでネジ穴を隠して完成です。この円柱を接着する際は木工用ボンドを使用しますが、ボンドがコースレッドに付着してしまうと、ハンドルが回らなくなりますので木工用ボンドの注入には注意してください。
おままごとキッチン手作り蛇口まとめ
今回はおままごとキッチンの手作りパーツの蛇口について解説させていただきました。上記にも記載いたしましたが、蛇口はハンドルが可動部になりますので、以下にこのハンドルの可動を確保しながら耐久性保てるかがポイントになります。
設計のポイントとしては、少し長めのコースレッドでハンドルを固定すること、ワッシャー代わりの円柱を設置することです。
設計のロジックを知っていれば結構簡単に手作りできますので、ぜひ今コンテンツをご参照頂き、手作りにチャレンジ下さいませ。
今回はこのあたりで。最後までご試読ありがとうございました!
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