みなさんこんにちは。ぱぱさくです。前回は下記コンテンツにて手作りできるおままごとキッチンの図面をご紹介させていただきましたが、今回は同じおままごとキッチンでも対面式のおままごとキッチンの図面をご紹介させていただきます。
私のアトリエで販売しておりますおままごとキッチンは当初は通常タイプのおままごとキッチンのみを製作しておりましたがお客様からのご要望により対面式のおままごとキッチンも製作しております。
外見上は通常タイプのおままごとキッチンの方が高級感はありますが、対面式の方がお店屋さんごっこ等の用途が広がるため、最近は対面式の方が人気がありよく売れています。
そんなわけで通常タイプのおままごとキッチンの図面上の違いも含め、私がインターネットで販売しております商品の手作りの設計内容をそのまま解説いたしますね。
Table of Contents
設計コンセプト
基本的な設計コンセプトは通常タイプと同様になりますのでそちらをご参照頂けますと幸いです。
通常タイプの違いは本体背面板の上部の一部を削除し、対面式にすることで「お店屋さんごっこ」もできる仕様になります。また、通常使用するのであれば、壁際に付けての使用もできますので使用方法に多様性があります。
デメリットとしては本体背面板の一部がなくなりますので高級感が薄れることですかね~。
スペック
こちらも通常タイプと同様になりますので上記のコンテンツをご参照いただけけますと幸いです。
設計図
設計図面を下記の1/10スケールに示しておりますが、天板までの高さは48.5cm、幅は59cm、奥行は33cm、高さは87.5cmとなっております。通常タイプと寸法で異なる点は奥行が2cm程短くなっております。
その他は、背面板の一部がないこと、本体上部の側面版の幅が14cmになっていることです。通常タイプは側面版は9cmですが、対面式では本体上部の背面板が無いため側面版PとGで強度を確保しなければなりません。また、側面版の幅が9cmでは見た目が少し貧弱になりますので見た目の剛性も上げるため、側面版の幅を広くしています。
対面式の場合、本体下部の背面板は天板の下に設置するため、背面板の厚みが出ない分奥行が2cm程小さくなります。
こちらの設計でしたら、本体上部の強度も十分でこれまでに、20台近く発送しておりますが、運送中に本体上部が破損したことは無いですし、使用中に破損した報告も受けておりませんので大丈夫です!
カット図面
カット図面を下記に示しておりますが、こちらも通常タイプのおままごとキッチンと同様に910×1820mm、厚み18mmの汎用のパイン集成材を使用します。
カット図面のアルファベットは設計図のアルファベット部分のパーツに相当します。
- A:背面板
- B:コンロつまみ扉部
- C:グリル扉部
- D:キャビネット上部
- E:本体上部小物置き
- F、G:本体上部小物置き側板
- H、I:本体側板
- J:天板
- K:本体中心縦板
- L:本体底板
- M、N:コンロつまみ部、グリル部横板
- O:グリル板
- P:本体上部背面板
カット図面で端材が出ますが、端材も小物パーツを製作する際に必要になりますので、捨てずに保管下さいませ☆彡
カット手順
こちらも上記の通常タイプのおままごとキッチンのコンテンツで紹介しておりますのでご確認くださいませ。
対面式おままごとキッチン設計まとめ
以上、対面式おままごとキッチンの設計についてご紹介させていただきましたが通常タイプとの違いは本体上部の背面板の有無と上部側面板の幅が異なる点です。その他は通常タイプと共通になりますのでそれぞれの特徴や用途を考慮頂き、お好きな方をご選択いただけますと幸いです。
既製品のおままごとキッチンもインターネットで数多く販売されておりますが、既製品のほとんどが合板やプラスチック製になります。天然素材の良さを感じさせ、子供のおもちゃとしてだけではなく、インテリア家具としての使用も可能な点がハンドメイド品の一番のメリットになります。
是非、お子様のためにもインテリアの充実のためにも上記の設計図をご使用頂き、ご自身での手作りに挑戦いただけますと最高です!
次回以降に各パーツや組み立て方法、塗装などおままごとキッチンの製作に纏わる全ての工程を解説いたしますので、これらのコンテンツを参照いただけましたら必ず手作りできますのでぜひご参照くださいませ。
最後までご試読ありがとうございました!!
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