ハイエースのためのカースロープ自作

ハイエース整備・カスタム
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みなさんこんにちは!ぱぱさくです。今回はハイエース用のカースロープを木材で自作します。ハイエースの場合は車両重量が2トンありますので、この重量に耐えうる強度のスロープの設計が必要です。

勿論、市販品もありますが、安価なものは上昇高が10cmと、あまり高くなかったり、高さの高いものではお値段も高かったりと、、、

そんなんわけで、端材でも強度の出やすいカースロープの自作をご紹介しますね。ただ、強度計算しているわけではございませんので、あくまでも参照程度に。

ない、資金に余裕のある方は市販品も下記にありますのでこちらも検討してみてくださいね!参照価格:7980円

参照価格:3000円

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材料

基本となる材料は厚さ30mmの角材になります。こちらは近くの建築現場からもらってきた廃材になります。

また、今回自作のカースロープは長く使いたいため、防虫防腐防カビ用の塗装は行いますので塗料も用意します。今回、かかった費用はこの塗料のみです。

  • 10×105×30mm 角材 1350mm長6本
  • 塗料(関西ペイント 水性木材保護塗料ウォールナット)
  • 41mmビス
カースロープ用木材

角材としては2×4でもよいかもしれませんね。

塗料は防虫、防カビ、撥水、防腐用の塗料は木目を出してカッコよく仕上げたいためウォールナットのステインタイプを選びました。塗料参考価格:1380円、0.7L

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設計図面

設計図を下記に示しますが、スロープ部及びフラット部も何れも30cmで全長を60cmとしました。またできるだけ高さは稼ぎたいので、角材の厚み2枚分+角材の横幅で16.5cmの高さに設計し、スロープの登り角度は20°としております。

また、フラット面の強度を出すため、内部には2本の補強を入れております。

ストッパーは必須ですので、必ず設置しましょう。あるとないのでは脱輪のリスクが全然違いますよ。ストッパーの高さは50mmとして全体の高さが210mmとすることで、ハイエースのバンパーに接触しない高さとします。

スロープ部接合部

スロープの赤丸部分の接合部はテーパー加工が必要ですので、角度を計算して、丸鋸でテーパーカットします。今回はスロープ板と支柱の何れも70度でした。

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製作手順

材料の墨付け

材料のカットは上記の図面の通りに150mmサイズが10本、600mmサイズが4本、300mmサイズが8本カットします。それぞれのサイズに墨付け後、丸鋸でカットしましょう。

墨付け後の資材

材料のカット

墨付け後の資材を丸鋸でジャンジャンカットしていきます。

カット後の資材

テーパーカット

スロープ部の資材はフラット面と支柱部の2つは密着性を良くするためにテーパーカットします。角度は何れも70度になりますので、丸鋸の角度は20度にセットしてカットします。

カースロープのスロープ部のテーパーカット

因みに私が使用しているのはHiKOKIのDIY用の丸鋸です。プロ仕様ではありませんが、角度調整や、囚人機能など、日曜大工には十分な機能が備わっています。参考価格:13000円

塗装

防虫、防カビ、撥水、防腐用の塗料は木目を出してカッコよく仕上げたいためウォールナットのステインタイプを選びました。コーナンと関西ペイントのコラボ商品で0.7Lで1000円でした。お安い!

ステインなの塗りムラも発生せず、刷毛で2度塗するだけですので簡単な作業です。

カースロープ資材の塗装

塗装後の資材は見違えるようにカッコよくなりました。

カースロープ資材の塗装完了

仮組み立て

塗装後の資材を寸法が間違ってないか仮組み立てし、確認します。

スロープ部のテーパーカットも問題なさそうです。70度でぴったりです。

組み立て

組み立てはひたすら、ビスで接合していくのみ。直角部はクランプを使いましょう。右下の写真はフラット部の補強構造になります。

カースロープ組み立て写真

完成

順番に組み立てて、最後にストッパーをビス2本で固定すれば完成です。う~ん、ウォールナットの塗装がイカしてます。ツールとしてのカッコよさが出てますね。

自作カースロープ完成

ハイエースに合わせてみる

フロントバンパーとの相性

自作カースロープを設計するうえで気を付けなければいけないのが、フロントバンパーとの接触です。今回はストッパーも含めても210mmでしたので、ノーマル車高であればあと数センチは余裕があります。

カースロープのフロントバンパーとの位置関係

フロントタイヤに使用した場合

フラット面が300mmで少し短いかと思いましたが、実際に使用してみると全く問題ないです。ストッパーがあると脱輪が防げますので、あると大変便利です。

自作カースロープフロントへの使用

両輪乗せた感じも、問題ないです。変形等もなく、耐久性もよさそうです。

後輪への使用感

こちらも全く問題なく使用できました。

自作カースロープの後輪への使用

ハイエース用カースロープ自作まとめ

今回はハイエース用のカースロープの自作を廃材を使って紹介いたしました。廃材がない場合は2×4でも良いかと思います。

カースロープの設計ポイントは①ストッパーの設置、②ストッパーまでの高さを210mmまでにする、③スロープの角度は20度程度にする、④フラット部には補強材を設置することです。また、野外で使用するものですので防腐処理は必ず行いましょう♪

なお、全体の高さを高くしすぎるとバンパー等に引っかかるので注意です。

今回のカースロープを使ってボディー下面の錆止め塗装を施工したコンテンツを下記に記載しておりますので、ハイエースの錆止め対策をDIYで行いたい方はご参照いただけますと幸いです。

【中古車、多走行車必見!!】車の錆止め対策徹底解説!おススメの錆止め塗料、錆止め施工

実際に数回使用しましたが、前輪後輪共に問題なく、ギシツキ等もありませんでしたので、これからハイエース用のカースロープを自作される方の参照になりますと幸いです。

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