みなさんこんにちは。ぱぱさくです。暑いですね、ホントに暑い!夏ですよ~、みなさん、夏は満喫していますか~?DIYは楽しんでいますでしょうか??暑いので熱中症には気をつけて、DIYしましょう~
さて、今回はDIY夏休み編ということで、小学校2年生の娘の夏休みの自由研究を手伝うことになりました~。のでその作品の製作をご紹介させていただきますね。
といいますか、子供の自由研究といえども、最近の小学生の自由研究は私の子供の頃の自由研究とは打って違い、ハイレベルですよね。
昨年の自由研究は、親があまり手伝い過ぎたらダメだと思い、極力本人任せにしましたが、自由研究の展覧会を見に行きましたら、凄い作品が勢揃いで、ひっくり返りました。子供が主体というよりは、ほとんど親が製作していますよね。親同士の熾烈な戦いになっておりました。
到底子供だけでは、作製できないような作品がオンパレード!ぬおおおお~、今年は負けてたまるか~!とはいうものの本人の希望は尊重したいため、本人のイメージを出来るだけ実現できるよう、全力でお手伝いしました~!(結果的には私が98%以上、やることになりましたが、、、)
お題は「宝箱」です。なぜこれを選んだかは定かではありませんが、マスクケースをイメージした収納BOXです。本人曰く、何か生活に役立つものを製作したかった。だそうです。
何とか、夏休みの思い出になるよう頑張ります!!
Table of Contents
製作に必要な工具
- 丸鋸
- ジグソー
- サンダー(紙やすりでもOK)
- 電動ドリル(インパクトドライバー)
- ノリヘラ
- マスキングテープ
必要な材料
- パイン集成材(18mm×300mm×500mm/端材)
- 水性ステイン(アサヒペン、ダークウォルナット/580円)
- トラスタッピング(5×20mm、16本、6本/96円
- クッションフロア(ダイソーダークブラウン30cm角/110円)
- 弓型打掛(J5059A 弓型アンティーク丁番/468円)
- 丁番(アンティーク丁番ミニ KM-280B型/498円
- モザイクタイル(KI・RA・RA・GRASS/KM-10-2/468円)
- タイル接着剤(トーヨータイル接着材 白400g/600円)
- タイル目地材(トーヨータイル目地材 抗菌500g/400円)
- 丸棒(8mmφ 900mm/100円)
パイン集成材は宝箱の骨格になり、これは廃材を使用しました。水性ステインはパイン集成材の塗装に使用しましたが、海賊の宝箱をイメージしてダークな怪しげな色を選択!
クッションフロアは、宝箱の輪郭を縁取る材料として使用、本来は革製品を使うのかと思いますが、今回は格安のダイソー品を使用しました。これに関連して、クッションフロアでの縁どりを固定するのに使用しました。
打掛と丁番はアンティークな雰囲気を出すため、アンティーク調を選択。そして丁番はより、海賊っぽさを醸し出すため、弓型としました。かっこいいです。
宝箱の外観はダークな怪しげな雰囲気ですが、箱を開けた際に宝石が入っているような華やかな印象が出るよう、箱の底には透明なブルータイルを施工しました。
設計
材料の選択や、それぞれのイメージは上記のとおりですが、問題は実際の図面です。出来れば、上記のイメージ図のような蓋が丸い形状がよかったのですが、なんせ、この形状は素人の私には難しすぎました。
しかしながら、蓋を平面にするのも味気ないので、蓋に何とか膨らみを持たせられるよう六角形のような形をとるようにしました。実はこれはこれでなかなか難しいのですが、、、娘のために頑張ります!!
また、私が最初から図面を設計するのは自由研究としては本意ではないと思い、娘に手書きで図面を設計してもらいました。その図面がこちら、ドン!
な、何とかこの図面を基に、再現できる図面を作成したのがこちらです。
立体図面と各部材の平面図面になります。箱の淵はクッションフロアで縁って、全体の印象を引き締めます。
この中で一番難しい部材が「⑦」の蓋の斜面となる部材です。これは蓋に対して斜めに設置しなければいけませんので、切断面を45°にカットする必要があります。手ノコでは相当ハードルの高い技術ですが、丸鋸にブレードを傾ける機能がありますので、ブレードを45°にセットし傾けてカットしますと、図面のように上手くカットできますよ。
パイン集成材のカット作業
先ずは、パイン集成材を図面に合うようにカットしていきます。比較的大きな部材は丸鋸でカットできますが、図面上②のように形状が小さく複雑なものはジグソーでカットします。
今回一番の難所⑦の斜め45°のカットですが、写真のように意外とうまくいきました。やればなんとかなる!
カットした木材を図面通り組み立てられるか一度、組み立ててみます。むむむ、どうかな。。図面通り、組み立てられました。OKです。娘も一安心でした☆
塗装
塗料は木目を生かすため、ステインを使用しました。ステインにも油性、水性がありますが、臭いの少ない水性のステインで、色はダークウォルナットを選択。塗りたては黒色が強いですが、乾燥すると焦げ茶色に変化しますよ。
塗装方法は私の場合はスポンジに塗料を染みこませて木材の表面に塗布してから、乾いたウエスで擦ります。簡単ですが、手に付着するとなかなか落ないのでビニール手袋を装着して作業することをオススメしますね。
風通しがよく晴れている日であれば30分ほどで乾きますので、一度塗ったところに二度塗りを行います。二度塗りすることで色ムラがなくなるのと、色味に深みが増します。
二度塗りして1時間ほど乾燥させてたら、塗装完了です!
組み立
組立は蓋部分は一気に組み立てます。本体部分はタイル加工しますので、タイルが貼りやすいように一枚だけ取り付けずに残しておきます。この部分は、タイル施工したあとに貼ります。
部材の接続は全てコースレットで止めますので、予めビス穴を開けておきます。コースレットを打ったあとはダボ穴埋め加工して、穴を見えなくします。
接合部やコースレットの後を目立たなくして綺麗に仕上げるには、コースレットを使わずに、トリマーで接合部を型どって接合する方法もありますが、、、まあ、娘の自由研究なので比較的簡単なコースレット止めにします。
組み立ての際はワークベンチで固定すると作業しやすいので、ワークベンチは一台は持っておくと便利です。私のワークベンチは「Black and Decker」。このタイプは少々高いですが、高さが二段階に調整でき、座って作業する際の高さにも合わせられますよ。
蓋部分は斜めのパーツがありますので接合が結構難しいです。上手く角同士が合うように合わせて接合していきます。
タイル貼り
- 寸法合わせ
- マスキング
- 接着剤の塗布、乾燥
- 目地の塗布
- 余分な目地の除去
- 完成
タイルの寸法合わせ
一番初めにはタイルを張る場所にタイルを当ててみて寸法を確認します。先にこれを確認しておかないと、貼りながら調整するのは難しいいです。
今回使用したタイルは、タイル裏がネットで結合されているモザイクタイルですので寸法合わせは簡単です。サイズが合わないところは、裏のネットをカットして、寸法を合わせていきます。
寸法が微妙に合わない場合は一番端の目地の幅で寸法を調整します。タイルを半分にカットして合わせる方法もありますが、タイルをカットするのは結構面倒なので、目地の幅での調整がオススメです。
マスキング
タイル貼りで一番のキーポイントはマスキングです。このマスキング作業を怠ってしまうと折角の作品が接着剤や目地材で汚れてしまいますし、後でこれらを除去するのは大変困難です。
なのでマスキング作業は丁寧に、必ず行いましょう~。
マスキング方法は簡単で、タイルの厚み分だけ空けて、マスキングテープを貼るだけです。
接着剤塗り
接着剤はタイル専用のものを使いましょう。木工用ボンドは吸水性の素材(木材)は強力に接着しますが、タイルのような吸水性のない磁器は接着性が弱いです。タイル専用の接着材を使いましょう。
タイル用接着剤にも水を加えるインスタントタイプもあり、コストパフォーマンスも良いですが私が使用した感じでは、このタイプは接着剤の伸びが悪く使いにくかったです。
やっぱりおすすめは「トーヨー タイル接着剤白400g」です。よく伸びます。小ぶりなサイズですのでDIYには最適ですね。プロ仕様もありますが2kg程の内容量なので一度で使うには余ってしまいます。
内容量400gでカタログ上は塗布面積は0.15m2 となっていますが、私が使用した際は0.30m2程塗布できましたのでご参考までに。
使い方は、ヘラで塗布面にある程度伸ばしたあとに、目地入りの「コテ」で伸ばします。この目地入りのコテで塗布面に波型の跡をつけないと、目地を入れるタイルとタイルの隙間から接着剤がはみ出てきてしまい、後処理が大変になりますので、必ず目地入りのコテで伸ばしましょう。
タイルの接着
タイルの接着は最初に位置合わせした場所に張っていくだけです。位置が合わない場合は少しづつずらしましょう。貼ってから20~30分は動きますのでここでしっかり場所合わせを行います。
位置合わせを行いましたら、上から圧着して個々のタイルの段差をなくすのと、しっかり貼り合わせます。圧着の仕方は当木してハンマーで軽くたたく(たたき過ぎに注意)か、木材で叩くなどありますが、これくらいの小さいサイズでしたら、1個一個のタイルを指で圧着しても良いです。私は指圧着しましたよ。
目地材の充填
目地材の調製は用事調整タイプを使用しました。調製方法は粉末目地材に水を加えるだけです。加水したあとの目地材の硬さは丁度マヨネーズくらいが良いです。取説には「マヨネーズより少し固め」とありましたが、硬めですと塗布しにくいのと伸びが悪かったので、個人的には少し柔らかめが良いです。
塗布はゴムヘラでタイル表面に伸ばしていくだけですが、タイル間への充填ミスがないようにするためタイル間の隙間に押し込むような形で伸ばしていくと上手くいきます。
ヘラはプラスチックタイプよりもゴム製の方が綺麗に塗布できます。私は今回、プラスティックタイプで施工しましたら、タイル表面に目地材が残留しやすかったです(写真)。
エアーが入ってしまうと後から空洞ができますのでエアーの発生にも中止しながら伸ばスト良いですよ。
目地材を充填したら数十分乾燥させておきます。
目地材の剥がし
目地材を数十分乾燥させ、表面が少しパリパリしてきましたら、水気をよく絞ったウエスかスポンジで乾いた余分な目地材を除去します。
目地材が濡れた状態で拭き取ると、目地部分の目地材も取れてしまいますので、少し乾いた状態で作業しましょう。
完全に乾いたあとで、目地材が残っていたら乾いたスポンジなどで擦ると取れますよ。また、エアーなどで目地材の充填エラーがあった場合は、後から目地材を詰めて仕上げます。
これで、タイルの施工は完了です。
ダボ穴埋め
今回は8mmφのダボきりでコースレットの穴を開けましたので8mmの丸棒をカットして穴埋めします。この作業は簡単ですので木工作業の勉強も兼ねて娘にやってもらいました♪
ダボ埋めが終了したら埋めた部分が未塗装ですので、塗装します。
本体とフタの縁どり
本体と蓋部分の縁に鉄板を模倣したフローリングマットを張って宝箱全体のイメージを引き締めます。フローリングマットは25mm幅にカットしていきます。
鉄板を接合しているビスをイメージしてトラスタッピングで固定します。トラスタッピングは少し大きめのものがインパクトがあり良いです。
仕上げ
仕上げは本体と蓋を丁番と打掛で接合します。作業方法は何れも付属のビスで止めるだけですので簡単です。
完成
本体とフタを接合したら完成です。イメージ通りできました。レトロな弓型の打掛がアンティークな雰囲気を出しています。
内部のタイルが綺麗です。ダークな木材と爽やかなブルーの相性が良いです。
裏側もアンティーク調の丁番が雰囲気を盛り立てています。
初めて製作した割にはうまくいきました~。次回製作する際はコースレッドやビスを使用しない方法にチャレンジしたいと思います!
あとは、娘が今回の製作についてのレポートをちゃんと仕上げることを願うばかりです。
最後までご試読ありがとうございました。
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