みなさんこんにちは。ぱぱさくです。以前より邪魔な端材がたくさんあります。う~ん、使い道はどうしよう。。。捨てるには勿体無い。。そんな時は端材を利用して便利な治具を製作しちゃいましょう!
治具製作は一見、面倒くさそうですが、設計イメージさえできれば数十分で製作できるものもありますので少しでも空き時間がありましたらササッと製作してみましょう♪
今回はDIY活動には必須のアイテム、丸鋸で木材を真っ直ぐに切る治具の製作方法をご紹介いたします。他の諸先輩方もたくさんコンテンツでご紹介されておりますが、本コンテンツでは驚くほどスムーズに動く治具を端材で製作いたします。
また、木材を真っ直ぐに切る治具の欠点も改善した設計にしており、30分もあれば十分に製作できますので、是非本コンテンツをご参照頂き、DIY活動をより一層楽しくする治具を製作してみてください。
Table of Contents
設計コンセプト
- スムーズな丸鋸の動きの実現
- ガイド部の破損を改善できる仕様
- 短時間で端材のみで製作
スムーズな動きの実現は、ガイドの使用時に大変重要な要素になり、ガイド上で丸鋸の動きが悪いと丸鋸が傾いたり、ガイドからズレたりして、しっかりと直線がカットできなくなってしまいます。
木材を真っ直ぐに切る治具の欠点としては丸鋸のブレードがガイドのスレスレを動きますので、ガイドの端を破損しやすくなります。この破損しやすい端部分を完全に破損防止することは難しいのですが、破損しにくく、破損しても簡単に補修できる仕様にします。
後は、コストを掛けず、短時間で誰でも製作できる仕様もポイントですね。
設計サイズ
今回は長さ700mmと400mmの中、小2種類のガイドを製作しました。私が汎用するガイドの長さがこのくらいの大きさだったのと、手元の端材がこの大きさだったことからたまたまこのサイズになりました。
資材の合板や集成材の大きさは1820mmのものが多いので1800mmの大サイズもあると便利ですね。
資材
- 12mm合板(9mmの方が良いかもしれません)
- 角材(18mm角)
- 戸滑りテープ
- 25mmビス
これだけです。
必要な工具
- 丸鋸
- ドリルドライバー(インパクトドライバーでもOK)
- クランプ2つ
- 差し金
これだけ!
製作手順
ベース板とガイドライン(角材)の製作
ベース板は丸鋸を乗せる台になりますが、今回はたまたま、中サイズ、小サイズの合板がありましたのでこれを使います。ベース板の幅は丸鋸のベースプレートの端からブレードまでの長さ(大抵は90mm程度)+40mmは必要ですので130mmは確保しましょう。
今回ガイドラインには角材を使いますのでこれをベース板の長さにカットします。
ガイドラインの位置決め
ガイドラインの位置は、丸鋸のベースプレートの端からブレードまでの距離(オフセット距離)と同一にする必要がありますが、まず初めはこのオフセット距離より少し大きめの位置にガイドラインを設置して、後から、丸鋸で余剰分をカットして整えます。
今回、私の丸鋸のオフセット距離は88mmでしたので、ベース板の端からガイドラインまでの位置は90mmとします。
ガイドラインの固定
ガイドラインをベース板に固定するため、上記で決めた位置にクランプで仮止めします。この時にボンドで固定しないようにします。
仮止めしましたら、ビスで固定します。ボンドを使って固定してしまうと、後々、ガイドラインを取り外せなくなるため、ビスでの固定を選びます。ガイドラインを取り外せるようにする理由は下記にて説明致します。
ガイドベース板の幅調整
ガイドのベース板の幅は、丸鋸ベースプレートのオフセット距離よりも少し長めに設定しておりますので、オフセット距離とベース板の幅を合わせるため一度、丸鋸を通してベース板の余剰分をカットします。
ちなみに私の使っている丸鋸はハイコーキのDIYモデルFC6MA3になります。こちらは9000円程度の安価なモデルですが、精度も高く、集塵機能もつているので値段の割に大変便利です。
戸滑りテープの設置
最後にオフセット部に戸滑りテープを貼って、ガイド上での丸鋸の動きをスムーズにします。貼る場所はガイドライン横とオフセットの端から少し離れた場所にします。
オフセットの端ギリギリに貼ってしまうと、後からガイドラインを移動してベース板の端を補修する際に邪魔になるため少しずらした場所に貼りましょう。
完成
中サイズ、小サイズの2種類のガイドが完成しました!用途に応じたサイズで設計頂けますと幸いです。私の自作活動にも、このアイテムで活性化されると確信しております。
では、皆様も楽しいDIYライフをお送りくださいませ。
最後までご試読ありがとうございました。
丸鋸ガイドの破損防止策及び改善方法
今回のような丸鋸ガイドのデメリットとしては、上記でも解説いたしましたが丸鋸のブレードがガイドのベース板端のスレスレを通るため、少しでも丸鋸が傾いたり、引っかかったりすると容易にガイドのベース板端部分が破損してしまうことにあります。
この破損を防止する方法としては、如何に丸鋸がガイドの上でスムーズに動くようにして、丸鋸が引っかかったり、傾いたりすることを防ぐことにあります。
もし仮に破損させたとしても、ガイドラインを少し移動させて破損したガイドのベース板の端部分をカットし、破損分を切り落とすことで簡単、改修することができます。
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