DIYおとうさんのフローリング補修~オービルサンダーで無垢フローリングを蘇らせる~

DIY活動
スポンサーリンク

みんさんこんにちは。ぱぱさくです。どうもです。今回は自宅のフローリングを補修します。

みなさんのご自宅のフローリングはどんな素材でしょうか?

私の自宅のフローリングは1F部分はウォルナットの無垢材を使用しており、定期的にオイルでの表面塗装はしてきたのですが、日光での日焼けや水分をこぼした影響で色あせてきていました。

メンテナンス用のオイル自体は着色剤が入っていませんので、オイル塗装による光沢は出ますが、色は回復しないのが現状です。

特にダイニングは食べ物をこぼしたり、ものを落としたりと、色あせがまだら模様になり、とてもみそぼらしく、小傷も多いので新築時の様な高級感あふれるフローリングとは程遠いものになっており、この対策にはかなり悩まされていました。

皆さんの中にも無垢材はお手入れが大変、汚れがつきやすい、傷がつきやすいなどのデメリットを感じられ、無垢材を選択するには抵抗がある方も多いのではないでしょうか。

今回は、無垢のフローリングメンテナンス方法とその仕組みにや無垢の魅力について紹介させていただき、無垢材を考え中の皆さまのご参考になれば幸いです☆

スポンサーリンク

フローリングの種類

  • 突き板(合板)
  • 無垢(浸透性塗装)
  • 無垢(表面塗装)

一般的には突き板(合板)若しくは無垢素材の2種類が主流ではないでしょうか(無垢素材にも表面がウレタン塗装してあり、メンテナンスが簡易なものもあります)。

突き板は表面が塗料でコーティングされていますので、基本的にはメンテナンスは不要で、汚れ等が付いた際に軽く拭き取る程度で十分です。突き板のデメリットとしては質感が工業製品っぽい感じになることや、新品時の状態がベストで経時的に劣化してしまうことです。

スポンサーリンク

無垢材の特徴、メリット

  1. 張り合わせのない一枚の天然木
  2. 木目の癒し効果
  3. 木の厚みがある
  4. 踏みごたえがある
  5. 体温を感じる
  6. 天然の香り
  7. 味が出る
  8. お手入れの楽しさ

張り合わせのない一枚の天然木

無垢材は天然板そのものであり、厚み方向に貼りあわっせのない一枚の板からなります。人工的な手が加えられていない木そのものの味を出すことができます。使い込む程、一緒に住むほどに愛着のある存在に変わりますよ。

木目の癒し効果

天然の木の年輪の感覚は「ゆらぎ効果」と言われ、ヒトの視覚に心地よさを与える自然が持つリズムだと言われています。日々の生活の中で見に入ってくる安らぎの木目が、住む人の気持ちをリラックスさせ、癒しを与えてくれます。

木の厚みがある

人に目はなんとなくフローリング材の表面だけを見ているようですが、実際はその厚みまで自然に感じ取っているようです。天然無垢材は木に厚みがあるのが大きな特徴で表面を加工しただけの突き板にはない、木の重量感や味があります。

踏みごたえがある

無垢のフローリングの上を歩いてみると分かることが2つあります。まずひとつは独特のずっしりとした安定感と堅すぎず、柔らかすぎない適度に衝撃を吸収する様な優しい踏みごたえがあります。夏場はさらっとした感触、冬場は木本来のぬくもりを感じます。これは突き板にはい、無垢材ならではの空気層を木内部にたくさん含んでいるために、感じられる特徴になります。

体温がある

無垢のフローリングの上を歩くと分かること二つ目は、温かみを感じることです。無垢材に触れると、突き板とは違って人肌のようなほんのりとした温かみを感じます。

冬場でも床暖房を効かせなくても、ヒヤッとすることがありません。これは上記でも述べましたが、無垢材は空気層を多く含むため、熱伝導率が小さく木材に触れた時に肌の熱を奪うことなく、素足に優しい暖かさを感じさせてくれます。

勿論、突き板に比べ、無垢材は高価なものですが、住宅展示場で本物の無垢材のフローリングに触れた際には、これらの感覚が忘れられなく、新築した自宅の1F部分は全て無垢のフローリングにしたのも記憶に新しいです。

味が出る

無垢の木は新品時が一番綺麗でだんだん汚れていく素材ではなく、使い込んで時間が経つほど魅力が出てきます。革製品の魅力と同じですよね。時間とともに経時変化して色が濃くなり落ち着いた色になったり、薄くなったり、角が取れて丸みが出てきたり、艶が増したり、、、木の種類によって変化の仕方は千差万別です。勿論、汚れたり、傷が付いたらメンテナンスによって回復させることができます。

お手入れの楽しさ

無垢材はお手入れが大変だと思われていますが、突き板に比べればお手入れの必要性はあります。ただ、お手入れの頻度としては年1回程度で十分です。

実際に私もオイル塗装は年1回程度、傷や日焼け、水分付着によるまだら模様をメンテナンスするためのサンディングは新築8年目にして今回、初めて行いました。

傷や、日焼けに対しても無垢材は突き板と違い、サンディング処理により自分で簡単に補修することができ、新築時以上の輝きを取り戻すこともできます。突き板は購入時が最高の状態ですが、無垢材はメンテナンス次第で何度でも甦ります。

やはり、なんでもそうだと思いますが、手間をかけるほどに愛着がわき、メンテナンスが楽しみに変わります。

スポンサーリンク

無垢フローリングの日常のお手入れ

無垢フローリングの日常のお手入れは埃の除去と汚れ拭きになります。またオイル塗装は年1度程度行えば十分です。水分の付着などが多い、ダイニングなどは2回程度行っても良いかもしれません。

オイル塗装はたくさんやれば良いというわけではなく、木材にもオイルを吸収できる限度がありますので、頻繁に塗装してもベタつきの原因になってしまい、かえって汚れを定着させる原因になってしまうため、ある程度期間を空けて塗装するのが良いです。

塗装する場所は全面に行う必要はなく、特に良く歩く場所や、キッチンやダイニングなど水分が付着しやすい場所はオイルが取れやすくなり、色がハゲたり、汚れが付着しやすくなるため、そのような場所を重点的に塗装すると良いです。

無垢フローリングの補修

準備するもの

  1. オービルサンダー(なければサンディング用のブロック)
  2. サンドペーパー(180番、360番)
  3. ウエス
  4. 養生シート
  5. マスキングテープ
  6. 塗料(塗装オイル:Arborオイル)
  7. 防塵マスク
無垢のフローリングの補修で準備するもの
補修準備品
塗装用オイル
塗装用オイル

上記のエゴマオイルはマルホンさんのサイトでご紹介しておりますのでこちらもご参照くださいませ。

Arbor植物オイル(床・壁・家具用) 内装用 表面保護・仕上げ 製品情報 | 無垢フローリング・無垢材・無垢内装材|マルホン
マルホンでは約40樹種もの無垢材を世界30カ国から厳選。無垢フローリング・床材をはじめとする無垢の内装材は、自然素材ならではの性質が活きています。見て、触れて、住んで、共に過ごすことで深まる味わいは、無垢材ならではの特長です。

補修手順

フローリング表面の塵や埃を掃除機などで除去

軽微な汚れを落とす

皮脂汚れや黒ずみなどの軽微な汚れを乾いたウエス等で除去します。また、ウエスだけで取りきれない汚れは水性のクリナーワックスを使用しても良いでしょう。

養生

巾木等サンディングしたくない場所や、オイルが付着したくない場所をマスキングテープで養生します。また、サンディング時には大量の粉塵が飛散しますので、養生シートで室内を養生します。

養生は面倒ですが、これを怠ると後の掃除が大変ですので必ず養生するようにしましょう。ちょっとした隙間からも粉塵が飛散しますので室内を養生シートでしっかり密閉するのが良いです。

サンディング前の室内の養生
サンディング前の室内養生

サンディング

サンディングは広範囲を施工するのであれば電動のオービルサンダーを使用するのが良いです。スポット的な作業でしたらサンディング用のブロックを用いて手動で行っても問題ありません。

サンドペーパーの使用順序は180番くらいの粗いものから使用します。最初から細かい目のペーパーを使用しますと、フローリング表面がなかなか削れませんので、粗めのペーパーからスタートして細かいペーパーに交換し仕上げていきます。

サンディングのポイントは1箇所だけを集中的に施工するのではなく全体的にまんべんなくサンディングすると均一で綺麗な面に仕上がります。色あせや染み等はフローリング表面の0.2mm程度の深さまでですので、0.3mm程度サンディングすれば十分です。

また、サンディング時は大量の粉塵が舞いますので必ず防塵マスクや保護メガネを装着しましょう。

オービルサンダーに集塵機を接続すれば粉塵の飛散が抑えられますので、集塵機があれば接続をおすすめしますね。

サンディングの様子
サンディングの様子

ちなみに私が使っているブラックアンドデッカーのオービルサンダーは5500円程度で買いやすいサンダーになります。

サンディングの無垢フローリングは写真のように色が剥げたようになり、大変不安ですが、最後にオイル塗装することで色が甦ります。私も最初にサンディングした際は不安しか感じませんでしたので。。。

サンディング後の無垢フローリングの様子
サンディング後の無垢フローリング

クリーニング

サンディング後は粉塵がフローリング表面に残留しますので掃除機で粉塵を回収します。かなり大量の粉塵を回収することになりますので掃除機は家庭用ではなく、業務用の集塵機の使用をオススメします。家庭用の掃除機ですと直ぐにフィルターが詰まってしまうのと、粉塵が細かいので掃除機自体を痛めてしまいます。

掃除機で粉塵を回収後はウエスでフローリング表面をクリーニングして、粉塵を完全に除去します。粉塵が残っていますとオイル塗装工程でオイル内に粉塵が混入してしまいますので、しっかりとクリーニングしておきましょう。

オイル塗装

今回の塗装用オイルはマルホンさんから販売されている「Arbor植物オイル」使用します。オイルを少しづつとり、フローリングにすり込むように塗布していきます。オイルの塗り過ぎには注意してください。

サンディング後のフローリング表面は色が剥げたような風合いですが、オイル塗装により無垢材本来の色が蘇ってきます。

サンディング面とオイル塗装面の違い
サンディング面とオイル塗装面の違い

オイル塗装が完了しましたら、乾いたウエスでオイルのベタつきがなくなるまでしっかりと余分なオイルを拭きながら、フローリングにオイルを染みこませていきましょう。

塗装中はオイルの匂いが充満しますので換気は十分に行います。

塗装後に毛羽立ちが生じましたら、台所用スポンジで擦りますと改善します。

無垢フローリング補修の効果

今回の無垢フローリング補修前後を写真に示しましたが、補修前は日焼けによる色あせ、水分付着による色むら、小キズ等が激しくみそぼらしい状態でした。

無垢フローリング補修前の状態
無垢フローリング補修前の状態

サンディング+オイル塗装の効果で新築時と同等レベルにまでフローリングの状態が回復し、無垢の高級感や迫力が蘇ってきました。凄いです!!また、小キズについても全くなくなり新品同様です。

補修後のフローリング
補修後のフローリング

見た目にもスカッとしてカッコイイし、気分も良いです。これは無垢材特有の性質で、突き板では再現できない状態です。突き板はサンディングによる補修ができませんので小キズや色あせ等の補修は困難です。

所要時間

  1. 準備:15分
  2. クリーニング:15分
  3. 養生:30分
  4. サンディング60分(集塵を含む)
  5. オイル塗装:60分
  6. 片付け:15分

所要時間は6畳程度の範囲での施工で合計3時間程度です。慣れれば申し越し早くなるかもしれません。今回、私は初めての作業でしたのでこれくらいの時間になりました。

無垢フローリングの補修まとめ

今回、無垢フローリング補修を自作で行いましたが、工程自体は単順で簡単です。大変なのは養生とサンディングですかね。特にサンディングは電動オービルサンダーを使用したとしても広範囲の作業になると骨が折れます。

ただ、頻繁に行う作業ではないので気合を入れてやってしまえば大したことはありません。

無垢材の補修後の再生力はホントに驚かされます。表面の色意外にも小傷等も一切無くなり、新品同様になりますので、家の中が新築に戻ったような雰囲気になります。

突き板のメンテナンス上のメリットもありますが、無垢材の良さは突き板には圧倒的に勝る部分も多いので、お手入れ等で悩まれている方は是非、今回のコンテンツをご参考頂き、楽しくて充実した無垢フローリングライフを送っていただきたいと思います。

それでは最後までご試読頂きありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました