みなさんこんにちは、ぱぱさくです。今回はおままごとキッチン製作の裏ワザ、みんな大好きコンロつまみ部のカチカチ音仕様について解説いたします。通常のつまみはただ、回転するだけですが、今回の仕様にするとカチカチと音が鳴り、お子さんのウケもMAXです。
かなり人気のあるアイテムですが作り方がわからないと難易度が高くなってしまいますので、いつもように図面付きで徹底解説、優勝間違いなです。
通常のつまみ部の製作方法は下記に紹介しておりますのでこちらもご参照くださいませ。
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図面
表面の構造は通常のつまみとほぼ同一ですが、裏面の構造でカチカチ音を発するように細工します。
裏面にも表面と同様のつまみ部(歯車)を作りますが、裏面のつまみ部にはビスを打ち込んで、つまみが回転した際にこのビスが固定したPE板に当たり、音が出るような仕組みになります。PE板は40mm程度、PE版を固定した板は20×30mm程度で設計すると良いです。
音を出すポイントとしてはPE版を2枚にすることと比較的薄いPE板を使うことです。厚いPE版を使うと、しならないので上手く音が出ません。PE板はペットボトルを使うと良いですよ~。
PE板とビスが重なる幅は3~5mm程度にしましょう。重なりが短過ぎると音が上手く出ませんし、長すぎるとつまみが重くなるため適度な重なりにしましょう。
資材
- 110×188mmパイン集成材
- 64mmφ円形つまみ4つ
- 8mmφ丸棒60mm長2本
- ワッシャー8枚(M8)
- ビス16本(25mm長)
- PE板4枚(10×40mm)
- 10mm角杉材40mm長
- 20×30mmパイン集成材
基盤となる110×188mmのパイン集成材には8mmの丸棒を通すための8.5mmのホールを2箇所加工します。また、円形つまみにも8mm丸棒を通すためのホールを加工しますが、こちらには丸棒を完全に固定するため少しタイトな7.5mのホールを加工しますと、ガッチリと丸棒を固定することができます。
製作方法
歯車のビス加工
コンロつまみ部に音を鳴らすために裏側の歯車にビスを加工します。ビスの本数は1つのつまみに対して8本がちょうど良いです。均等に8本のビスを打ち込めるように予め墨つけを行います。
墨つけした位置に2.5mmのビットで下穴加工し、ビスを打ちやすくします。
歯車の下穴部分に25mmのビスを8本ずつ打っていきます。ビスの出幅は10mm程度が良いですが、PE版との接触幅で調整します。
つまみ部への軸の加工
つまみ部には8mmの丸棒を設置して本体パーツに接続します。つまみ部には7.5mmのホールを加工しておりますので8mmの丸棒は差し込みにくですが、小型のハンマーなどを使い、差し込んでください。差し込む前に木工用ボンドを少量注入しても良いですが、無くてもガッチリ固定されますので大丈夫です。
つまみ部に軸を取り付けたあとは、ワッシャーを2枚づつ取り付けて本体に接続します。
裏側歯車の取り付け
つまみと軸を本体に取り付けたあとは、歯車を取り付けます。こちらも表側のつまみ部と同様にワッシャーを2枚づつ取り付けたあとに歯車を取り付けます。
歯車のホールは7.5mmで、軸の8mmよりも少し狭いため、かなりキツめですがハンマーで打ちながら差し込みましょう。
PE板の取り付け
音を出すためのPE板は土台に固定してから本体に取り付けます。土台は大きすぎると取り付け場所に困りますので長さは2~3cm程度が良いです。
PE板は少ししなったほうが音が出やすいので4cmくらいが良いです。PE板は2枚重ねましょう。1枚ですと音が単調になります。
土台には固定のための下穴を予め開けておきます。土台が小さいので下穴を開けないと土台が割れてしまいます。PE板を固定するビスは3×12mmを使っています。
PE板土台の本体への取り付け
PE板を設置した土台を2つ、本体に取り付けます。取り付け位置は歯車のビスとPE板が3~5mm程度重なる位置に取り付けます。取り付けは25mmのビス2本で取り付けます。
つまみ部へのつまみ取り付け
最後につまみ部には棒状のつまみを取り付けます。取り付けは木工用ボンドで十分です。乾燥するとガッチリ固定されます。
完成
これで完成です!実際にキッチン本体に取り付けた様子は、下記の写真になりますが裏側の複雑な構造は表側からは全く見えませんので、子供にはとても本物に近い設計になるのではないかと思います。
これさえ上手く製作できれば、他のパーツ製作で多少失敗しても逆転優勝間違いなしです!!我が子のおままごとキッチンを手作りされるDIYお父さんは是非チャレンジしてみてください。
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