みなさんこんにちは。ぱぱさくです。前回はおままごとキッチンの設計図についてご紹介させていただきましたが、実際のおままごとキッチンの手作りに必要な木工作業の工具について解説させていただきます。
木工作業は「計測する」、「切断する」、「削る」、「組み立てる」になります。それそれの工程で必要な工具の機能や特徴も含めご紹介させていただきます。
一言に工具といっても様々な工具がありますが、メインは電動工具になりますが、今回はDIY初心者の方でも容易に調達できる手動工具を紹介させていただきます。
勿論電動工具は大変パワーもあり、手動工具では到底加工できないような加工も可能になり、大人の男のロマンも詰まっていますが、騒音や怪我のリスクもありますので木工作業に慣れるまでは手動工具で作業するのもひとつの手段かと思います。
また、電動工具は比較的高価なものが多いので、手動工具で木工作業の特性を習得しながらご自分に必要な電動工具を揃えていくのも良いですよね。
電動工具の騒音対策につきましては下記コンテンツにてご紹介しておりますのでご参照いただけますと幸いです。
そんな手動のおすすめ工具、おままごとキッチンの手作りにも必要な工具を下記にて紹介させていただきます。DIY初心者の方にも是非ご参考頂ければ幸いです。
Table of Contents
工具の種類
今回ご紹介いたします工具は必ずしも全て必要というわけではありませんが、あれば便利工具になりますので、必要に応じて調達いただければと思います。下記の写真は電動ドリル以外は手動工具となります。
下記の写真は電動工具です。こちらも私が使用しているものですが、こちらについては別途コンテンツでご紹介させていただきます。
全て揃えるのがベストですが、ご自身の必要性に応じて工具を選択してくださいね。
計測する工具
DIYを成功させるためには正確な計測を行う道具が必須です。用途別に数種類の計測工具を揃えると便利です。
さしがね
さしがねは直角の線を引けるほか、角の形状を利用して角度を計測することも可能です。特に、おままごとキッチンの手作りでは板同士を直角に接合する必要がありますので、差金を利用して直角を確認することができます。
さしがねの「かね」は直角を意味します。
さしがねも大小種類あると便利です。大だけですと小回りが利かないので、細かい計測や墨つけを行う際には不便ですし、小だけですと30cm以上の計測ができないため大もあると良いです。
私の場合、さしがねの小はいわゆる「サンデーカーペンター」を使用していますが、サンデーカーペンターのメリットとしては価格が200円程度で買い易いのと軽いので扱いやすいのですが、デメリットしてはメモリの塗装が剥がれやすいです。
さしがねは頻繁に使用するのであれば、少し金額を出してステンレスタイプの差金をおすすめしますね。
メジャー
これはいわゆる巻尺です。これは必須アイテムです。50cmまでのサイズは差金で対応できますが、それ以上になりますとメジャーの登場です。
使い方は、爪を木材の角に引っ掛けて計測するか、棚の内側を計測する際は爪部分を木材の端に押し当てて計測を行います。
長さは様々なものがありますが、3~5mがオススメです。
丸鋸ガイド
これは計測自体には必須ではありませんが、木材を真っ直ぐにカットする際には必要になります。また、木材に直角の墨付けをする際はあると便利です。
資材などを全てホームセンターのカットサービスを利用する場合は不要ですので必要に応じて検討くださいませ。
こちらも大の長さは30cm、小は15cmのものになります。
ワンバイフォー材のような幅の狭い木材の墨つけには小のガイドが便利ですし、木材幅が15cm以上のものになりますと大が必要になります。どちらか一つ用意するとなると、「大」が必要です。
小は無くでも良いですが、小回りがききますし、トライアングル機能もあるため、45°のカットが容易にできますのであると便利ですよ。
描く
資材を計測したあとは私が言うまでもありませんが、計測結果を資材に描くためのツールが必要です。
鉛筆
基本中の基本です。HBなど色が薄い鉛筆は資材に跡が付いてしまいますので2B~4Bくらいの濃さがオススメです。
コンパス
木工作業ではR面を加工する場面も多いため、R面加工前の墨つけにはコンパスは不可欠です。こちらも100均でゲットできます。
ポンチ
ポンチは基本的には金属資材の加工時に使用しますが、ニス塗装を施した木材は鉛筆での墨つけが難しいため、ポンチで墨つけをすることもあるので、必須ではありませんが、あると便利です。
消しゴム
基本中の基本ですね!
切断する工具
切断する工具は手動のものと電動のものがあります。カット作業をホームセンターで行うのありましたら電動タイプは必要ではありませんが、微妙な寸法な調整などする場合は、手動タイプがあると便利です。
ノコギリ
こちらはいわゆる手鋸と言われるものです。私はメインは丸鋸を使いますので手動は比較的小型でアサリがないのものを使用しています。アサリがないタイプはノコギリの歯の部分がのこぎり幅と同じであるためダボ埋め作業の際におままごとキッチン本体に傷を付けないため便利です。
私は「ゼットソーのCraft145」を使用しています。値段も1000円程度で安価ですし、歯だけを交換できますので、メンテナンス費も安く済みますよ。
ノコギリガイド
ノコギリで資材を切断する際はフリーハンドでも十分作業は可能ですが、見た目や寸法を重視場合など、正確に真っ直ぐ切断する際はノコギリガイドを使用しましょう。
ホームセンターで購入できますが、小型のものでしたら100均でもありますので、100均のものも利用してみる価値はあります。
私は100均のガイドを使用しており、小型ののこぎりでしたらこれでも結構使えます。
彫刻刀
彫刻刀も必須ではありませんが、ちょっとした削り作業などに使用できますのであると便利です。私は100均のものを使用していますが、問題なく使用できています。
はさみ、カッター
これはわざわざ用意する程のものではありませんが、アクリル板のカット等で必要になります。
打つ
基本的にビスなどを打つ行為は、電動ドリルドライバーやインパクトドライバーを使用するのでハンマーの必要性はありませんが、ダボ打ちを行う際は必要になります。
メインは小ハンマーでOKですが、おままごとキッチンの天板など少し大きなものを打つ際は大ハンマーがあると作業しやすいです。
小ハンマーは100均でもありますが、大ハンマーはそこそこお値段が張りますので、リサイクルショップなどで入手すると安価で購入できますよ。私はリサイクルショップで300円でゲットしました。
削る、研磨する
下記では手動のものを紹介いたします。電動のオービルサンダーも便利ですが、強烈な騒音を発しますので、住宅街での使用は抵抗があります。ある程度の研磨作業や、細かい部分の作業でしたら手動で十分ですよ。
紙やすり(布やすり)
木工作業で研磨道具は必需ですよね。基本的には紙やすりでハンドサンダーを使って研磨します。研磨する場所によっては小型の木片を使って研磨するとよいでしょう。
紙やすりのメッシュサイズは80~400Mを数種類揃えると良いですね。木材の表面が荒れていれば80Mくらいで均してから、180M、400Mで仕上げていきます。
紙やすりは手でカットすると綺麗にカットできませんのでハサミを使ってカットしましょう。布やすりは手で綺麗にカットできますので布やすりが便利ですよ。
スポンジやすり
平面の研磨はハンドサンダーや木片を使った布やすりでOKですが、R面を綺麗に研磨する際はスポンジやすりを使います。R面を紙やすりや布やすりで研磨しますとR面が平らになってしまいますので、スポンジやすりを使いましょう。
スポンジやすりも表面の粗さがありますが、同じ80Mでも紙やすりほど粗さは感じませんので仕上げでも私は60~80Mをよく使っています。
スポンジやすりは100均でも売っていますし、ハンドル付きのものが便利です。下記のものは100均で購入したものです。
カンナ
大工さんでもないのにカンナは必要でしょうか?と思われるかもしれませんが、木工作業では意外と使います。
使うシーンとして一番の多いのが、木材を組み立て際の寸法の微妙な調整です。図面通り資材を加工しても、僅かな誤差や組み立て時の微妙なズレが生じますので、ズレた分は最終的にカンナで調整しています。
木材の角面を取る際にも使用しますので、必須ではないですが、あると便利です。
カンナも本格的なものになると大変高価ですが、小型の簡易タイプでしたら700円程度で購入できますので、小型で十分ですよ。
埋める
ウッドパテ
木工作業をしていますと、間違いなく、ヒビや割れ、欠け、ちょっとした傷が生じてしまいます。上手く研磨することで改善することもありますが、傷等が深い場合は研磨では改善しませんので、ウッドパテで埋めてスムージングします。
パテの色はいくつかありますが、通常の木材でしたらベージュで良いです。パテが乾くと少し明るい色になりますが、もし、色が合わない場合は、色目の違うパテを混ぜ合わせて、似た色のパテを作ると良いです。
パテも100均でもありますので、少量しか使用しないのであればこれで十分でしょう!
固定する
木工作業において固定は最も重要な作業になります。木工作業は資材に対して強い力が加わりますので、しっかりと資材を固定していなければ、正確に資材を加工することもできませんし、作業効率も悪くなります。
資材を固定せずに作業するのとしないのでは、作業性に大きな差が生じますので、資材の種類によってしっかりと固定できる工具を選定しましょう。
コーナークランプ
コーナークランプは、資材同士を直角に接続する工具になります。ビスを打ち込む際にも、何かで固定しないと打ち込めませんので、直角に接続する際はコレを使用しましょう。
四角を一度に固定することもありますので4つあると便利です。
小型のものでしたら100均でもありますが、固定する力が弱いため、少し大きなものをおすすめします。
コーナークランプの直角自体は必ずしも正確ではありませんし、クランプの締め方次第では直角がズレますので、クランプ止めした後は必ず「さしがね」で直角を確認しましょう。
バークランプ
バークランプは長さが長い資材を固定する際に使用します。固定して作業するよいうよりは資材の接着の際に使用することが多いです。写真のものは100均ですが300円のものです。
クランプ
こちらもバークランプと同様に資材の接着時に使用することが多いです。比較的小型のものや、厚みの薄い資材を固定する際に使用します。
一つの固定作業でも複数箇所固定することもありますので大小あると便利ですし、個数も1個や2個ではなく複数所持していると良いですね。
ワークベンチ
ワークベンチは用途のメインはベンチの上で作業することですが、もれなく固定機能もついています。この機能をフル活用して作業するほかはありません。
上記にも記載していますが、木工作業時に資材を固定しなければ、正確な作業もできませんし作業効率も低下します。ワークベンチをできるだけ活用して作業効率をアップさせることが重要です。
私はブラック&デッカーのワークベンチを使用しており、こちらを選択した理由は、見た目がカッコイイこともありますが踏み台付きですので作業時に、ベンチが動かないように足で固定できまますので、強い力を加えてもしっかり固定できるのが最大の利点ですね。
高さも2段階に調整できますので、座って作業する際の高さにも高さを合わせることができ大変使いやすく、気に入っていますよ。
手動工具まとめ
今回は木工作業に必要なオススメの手動工具をご紹介致しました。木工作業は「計測する」、「切断する」、「削る」、「組み立てる」になりますので、それぞれの工程で必要な工具を揃えていただけばと思います。
電動工具は比較的高価なものになりますので木工作業に慣れるまでは手動工具で全体のプロセスを観察し、自分に必要な電動工具を徐々に取り揃えていただくのが良いのではないでしょうか。
次回は電動工具についてコンテンツを配信させていただきますね。
最後までご試読頂きありがとうございました。
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